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株式会社シンフォネットTop>色々と奥が深い世界になっていますからね。

色々と奥が深い世界になっていますからね。

先日、ある骨董品鑑定番組で、国宝級のお宝がでたということで
すごい値段がつきました。
国宝級にしては安すぎないか、という意見もあるようですが
国宝級だと値段がつけられないので、番組側の精一杯なのでしょう。

天目茶碗は本場中国では既に製造方法が失われてしまっており、
確か現存しているのが日本だと何点、だったとかそんなものだったかと思います。

その番組を見ていた方々が「ニセモノではないのか?」と議論が上がっており、
声をあげた方の中には天目茶碗の製法を研究されている人もいるため、
注目を集めています。

骨董品の真贋は本当にそのときに鑑定した人によるものが大きいので
(この番組ではありませんが)過去に贋作が真作だと鑑定されたり
その逆もあって、後年改めて鑑定したら違った、なんてこともざらにあります。
贋作なんだけどものすごく精巧に作られていて、これはこれで価値があるけど
でも贋作、とか、本物なんだけど失敗作で、みたいな物も出てくる世界でもあります。
それくらい鑑定は難しいらしいので、もしテレビ番組の鑑定士さんが間違えたとしても
責められないと思います。

他の国宝とちがってちょっと違和感があっても実は年代、同じ製法、釜で焼かれてたとか
そういう可能性もないわけではないですし、改めて科学的に成分などを見たいとは思うのですが
所有者の方が希望されていないそうなので、この話はここで終わりかもしれません。
うん、一度本物と鑑定されたならきっとそのままでいいと思うのです。